
東京都文京区で開催する、半日の絹ストールの草木染めワークショップです。
色や植物にまつわるお話しと共に、草木からいただける一期一会の色をゆったりとお楽しみください。
草木染めが初めての方でもお楽しみいただけます。
日本語で言い表される色の中で、「あか」は最古の色名の一つとされています。
その語源は「あけ(明け)」とされており、「くろ(暗)」と対をなして使われる言葉であったのだそう。
古くは、明るさを感じさせる色はすべて「あか」と言い表されていたそうです。
「あか」と聞いたとき、どんな色が思い浮かぶでしょうか。
燃える夕日の色、鮮やかな花の色、古都の紅殻格子の色。
あるいは、愛の色、情熱の色、いのちの色――
日常的に目にするものから抽象的なものまで、明暗も彩度も異なる、さまざまな色やイメージが胸中によぎるのではないでしょうか。
もしかすると、あなたの「あか」と他の人の「あか」は、ずいぶんと異なるのかもしれません。

【草木の色のものがたりー「あか」のお話し】では、そんな身近でありながら奥深い「あか」をテーマに、色のお話しと草木染めをお楽しみいただきます。
半年続くテーマの間に染める植物はさまざま。染まる「あか」も一様ではありません。
7月と8月の「あか」:茜(あかね)
古来から「あか」を染める代表的な染料として、世界各地で育てられてきた植物です。
「あかね」の名の通り、赤い根を使って色を染めます。
9月と10月の「あか」:紅花(べにばな)
半夏(はんげ:7月初旬)の頃に黄色い化粧刷毛のような花を咲かせる紅花。
細長く伸びた茎の先に咲く花びらを摘んで染めることから「末摘花(すえつむはな)」とも呼ばれました。
11月と12月の「あか」:蘇芳(すおう)
日本では、古来より渡来の染料として重宝されてきた植物です。
マレー半島やインドなど熱帯地方原産のマメ科の樹木で、芯材から色をいただきます。
色や植物についてのお話を通して、じっくりとあなたの中の「あか」を深めてみませんか。
連続でのご参加も、気になる植物の回のみのご参加も可能です。
色と親しみ、色を深める、とっておきの時間をお楽しみください。
◆開催概要◆
日時
茜の回:2025年7月27日(日)、8月30日(土)
紅花の回:9月27日(土)、10月4日(土)
蘇芳の回:11月8日(土)、12月13日(土)
いずれの日程も、午前の回 10:00~12:00 / 午後の回 14:00~16:00
定員
各回6名(先着順)
会場
澤田写真館(東京都文京区本駒込4-39-9)アクセス
参加費
¥12,100(材料費込・税込)*当日、会場で現金にてお支払いください
持ち物
・エプロン(なくても体験できますが、染液が飛ぶ可能性があるためご注意ください)
・筆記用具(必須ではありません。メモを取りたい方はお持ちください)
お申込み
外部サイト「Peatix」よりお申込み
もしくは「info@ateliersow.jp」までお問合せください。